コラム

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2021.11.24

シラグラ・ペネグラ・カベルタ バイアグラジェネリック(シルデナフィル)

シラグラとは

  • 商品名 シラグラ(Silagra)
  • 製造元 シプラ社(Cipla社)
  • 主成分 シルデナフィルクエン酸塩
  • 効果  バイアグラと同じ
  • 副作用 バイアグラと同じ
  • 禁忌  バイアグラと同じ

「シラグラ」はインドのムンバイに本社をおくシプラ社(Cipla)のバイアグラジェネリックです。従業員は16000人以上で取り扱い製品は処方薬、一般医薬品、動物用のヘルスケア用品など多岐に及び北米、南米、アジア、ヨーロッパ、中東、アフリカなど世界150か国に輸出しています。また製薬施設は世界10か国に存在し、各国の許認可機関に承認されています。ED治療薬では「シラグラ」以外にシアリスジェネリックの「タダラフィル」を販売しています。

ペネグラとは

  • 商品名 ペネグラ(Penegra)
  • 製造元 ザイダス社(Zydus Alidac)
  • 主成分 シルデナフィルクエン酸塩
  • 効果  バイアグラと同じ
  • 副作用 バイアグラと同じ
  • 禁忌  バイアグラと同じ

「ペネグラ」はザイダス社が製造している薬剤です。日本にもザイダスファーマ株式会社(Zydus Phama Japan CO.LT)があり様々なジェネリック医薬品を製造・販売していましたが2014年3月に日本から撤退してしまいました。ザイダス社はインド国内第5位の医療用医薬品企業グループで、1952年に設立され、日本は撤退しましたが世界60か国以上で事業を展開しております。インド国内で約3000名のMRが活動しており循環器、消化器、女性ヘルスケア分野ではNO.1、呼吸器用薬ではNo.2の医薬品シェアを有しています。安全性・信頼性の高い会社でザイダスの工場はUS/FDA(米国食品医薬品局)、AFSSAPS(フランス医薬品庁)、MHRA(英国医薬品健康食品庁)、ANVISA(ブラジル国家衛星検査庁)、その他GMP認証を取得しています。

日本からの撤退がもう少し遅ければバイアグラジェネリックが発売されていた可能性が考えられましたが直前に撤退してしまい残念な結果になってしまいました。

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カベルタとは

  • 商品名 カベルタ(caverta)
  • 製造元 ランバクシー・ラボラトリーズ社(Rambaxy Laboratories Limited)
  • 主成分 シルデナフィルクエン酸塩
  • 効果  バイアグラと同じ
  • 副作用 バイアグラと同じ
  • 禁忌  バイアグラと同じ

「カベルタ」はバイアグラと同じシルデナフィルを主成分としたED治療薬です。カベルタの製造元であるランバクシー・ラボラトリーズ社はジェネリック医薬品の部類では全世界で10位以内に入るほどおおきな会社で世界7か国に工場を持ち医薬品も150か国以上で販売され、インドの中でもジェネリック医薬品に特化した最大の製薬会社です。M&Aによって2008年に第一三共製薬の子会社になっていましたが色々と問題があり、今はサン・ファーマ社の子会社となっています。バイアグラジェネリックの「エリアクタ」シアリスジェネリック「フォーゼスト」も同社の製剤です。事業展開は世界規模で高脂血症治療薬のリピトールのジェネリック医薬品がFDAに認可され、アメリカで販売開始したようです。

このように世界的に大きな会社で米国FDAに認可される薬剤を製造できる能力のある会社ですが、第一三共製薬の子会社時代に対米禁輸措置などFDAからアメリカ国内で流通させるには不適切と評価されたこともあります。第一三共製薬としてはランバクシー社の販路を活用することによって販路の拡大と新薬開発から特許権がきれた第一三共製薬の薬剤をランバクシー社で販売するという一連の流れを狙っていたようですが試験結果の改ざんの発覚や工場の衛生問題でアメリカに輸出することができなくなりました。

そのため2014年4月に第一三共製薬はランバクシーとインドのサン・ファーマ社とを合併させることに踏み切り事実上売却しました。かなり大きい製薬メーカーですのでこのことをご存知の方には少しイメージが悪いかもしれませんが世界的には信用されているきちんとした製薬メーカーです。

シラグラ・ペネグラ・カベルタの効果

バイアグラの有効成分であるシルデナフィルクエン酸塩を含有しているので効果や副作用、併用禁忌薬はバイアグラと同じです。バイアグラのページでご確認ください。カマグラもホスホジエステラーゼ5(PDE-5)阻害剤になりますので作用機序も同じです。サイクリックGMPの分解を抑制しPDE-5を阻害して血管を拡張させることで陰茎の血流を増量し勃起を促します。

シラグラ・ペネグラ・カベルタの服用方法

基本はバイアグラと同じです。服用後30~1時間程度で効き始め、その後3~6時間持続し、勃起の硬さ、持続時間を高めます。

空腹で服用するようにしてください。食事、アルコールの影響を受けやすいため空腹で服用していない場合効果は半減~発現しない場合もあります。食事と一緒に服用すると薬剤の吸収率の低下が知られており空腹時にくらべ効果発現時間の遅れや、効果自体も半減することがありますので、空腹時に服用することをお勧めします。

性欲増進作用や性感染症(STD)予防効果はありません。精液を増やす作用もありません。

シラグラ・ペネグラ・カベルタの注意点

禁忌の方や併用禁忌薬はバイアグラと同じですので、ニトログリセリン、硝酸薬や抗不整脈薬の「アンカロン錠」、「アミオダロン錠」を服用している方は服用しないようにしてください。またSuper Kamagraはダポキセチンの禁忌、併用禁忌薬を服用している方は服用できませんのでご注意ください。

「シラグラ・ペネグラ・カベルタ」がなぜ日本で問題にされるかというとインターネットでの個人輸入の際に60%程度に偽造品が混入すると言われています。きちんとした流通路で正規の薬剤を入手できればいいのですが個人ではきちんとした流通路をもつ輸入代行業者の選別は難しいのが実情です。非常に精巧にできているため見た目での判別は非常に難しいうえに、内服することで深刻な健康被害を引き起こすことがあるため危険です。世界では正規のインド製の医薬品は信頼性、安全性を高く評価されています。

ユナイテッドクリニックではきちんとした流通路をもつ医療機関で薬剤の処方を受けることをお勧めいたします。

カベルタ バイアグラジェネリック(シルデナフィル)は実は日本製?

「カベルタ」はバイアグラと同じシルデナフィルを主成分としたED治療薬です。カベルタの製造元であるランバクシー・ラボラトリーズ社はジェネリック医薬品の部類では全世界で10位以内に入るほどおおきな会社で世界7か国に工場を持ち医薬品も150か国以上で販売され、インドの中でもジェネリック医薬品に特化した最大の製薬会社です。M&Aによって2008年から第一三共製薬の子会社でしたので実は「カベルタ」や「エリアクタ」は日本製品だったのです。実際は違いますが。

この会社は2014年に第一三共製薬が売却してしまい、今はサン・ファーマ社の子会社となっています。2008年から2014年までは日本の製薬会社の子会社が日本に逆輸入していたわけです。(正しくは違いますが)近年M&Aが進みどことどこが関連企業なのかわからなくなる時があります。日本でもすでにバイアグラジェネリックが発売されていますがもし今も第一三共製薬も子会社だったらカベルタが日本で発売されたかもしれませんね。

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