Viagra(バイアグラ・ばいあぐら)は国内外問わず広くジェネリック医薬品(後発品)が流通しており、多くのバイアグラジェネリックが発売されています。バイアグラジェネリックは先発品と比較して値段が安く、購入しやすいのが特徴です。より飲みやすい薬を開発するために新薬と比べて色や形が異なる場合がありますが、先発品と同等の成分で作られた薬ですので、当然効果は変わりません。ジェネリックだから効果時間が短いということもありませんのでご安心下さい。副作用においても新薬と同等の安全性が確立されていることから、安心して服用することができます。
ジェネリック医薬品とは
メーカーが最初に開発し承認を受け、発売した薬を先発医薬品(新薬)といいます。新薬の開発には10~15年ほどの歳月と莫大なコストがかかります。ジェネリック医薬品は、既に安全性や有効性が認められた有効成分を使用するため、3年ほどの短期間で薬の開発ができます。薬の開発費が抑えられる分、安価で販売する事が出来るのがジェネリック医薬品です。
バイアグラの効果・服用方法
バイアグラは服用してから30分~1時間で効果が発現します。効果の持続時間は3~6時間です。一般的な薬と同様に水で服用しますが、バイアグラは食事の影響を受けるため、脂質の多い食事やお酒を多量に飲んだ直後に服用しても効果が現れません。十分な効果を得る為には空腹時に服用することを心掛けてください。またバイアグラを含むED治療薬はその日の食事や体調の影響を受けるため、一度服用して効かないと感じても効果がなかったと判断せず、最低5~6回はお試しください。
バイアグラジェネリック
1998年にバイアグラが発売されて以来、複数のメーカーから豊富な種類のバイアグラジェネリックが発売されています。「シルデナフィルOD錠50㎎VIトーワ」は国内初のバイアグラジェネリックとして2014年5月に東和薬品から発売されました。薬効分類名は勃起不全治療剤、一般名はシルデナフィルクエン酸塩で、有効成分はシルデナフィルクエン酸塩70.23㎎(シルデナフィルとして50㎎)白色の割線入りの口腔内崩壊錠(OD錠)となっています。OD錠のODは「Oral Disintegration」の略で、水がなくても口の中で溶ける飲みやすい薬となっています。レモン味とコーヒー味があり、薬も割りやすくなっていることから、より飲みやすく工夫されていることがわかります。
富士化学工業からはシルデナフィル錠25mgVI「FCI」とシルデナフィル錠50mgVI「FCI」が製造・販売されています。前述の「シルデナフィルOD錠50mgVIトーワ」が飲みやすく改良されたバイアグラジェネリックだとすれば、「FCI」は見た目(青色・ひし形)や添加物も先発品と全く同じ、コピーのような商品です。バイアグラジェネリックは薬の色や形状に関わらず先発品と同等の効果が得られるという前提でのお話ですが、ED(勃起不全)には心因的な一面もあります。FCIはあえて先発品と形状を変えないことで顧客獲得を目指した商品といえるのではないでしょうか。
シルデナフィル錠25㎎VI「TCK」、シルデナフィル錠50㎎VI「TCK」は2014年8月に製造・販売承認を得て、同年9月から販売開始された辰巳化学株式会社のバイアグラジェネリックです。見た目は薄いピンク色の錠剤で、一目見ただけでは一般的な薬と見分けがつきません。その為パートナーに見られてもED治療薬と気づかれる心配はなく、そういった意味では安心して服用することができます。「TCK」もシルデナフィルを主成分としており、先発品や他のバイアグラジェネリックと効果は変わりません。
バイアグラジェネリックの副作用
バイアグラ(先発品)の副作用として主に挙げられるものに頭痛や顔の紅潮、動悸、めまいなどがあります。これらは多くの方に発現するものですが、バイアグラの効果が消失すると共にその症状も治まっていきます。どうしても頭痛がひどい場合はロキソニンなどの鎮痛剤を併用しても問題ありません。バイアグラジェネリックにおいても先発品と同じシルデナフィルを主成分としておりますので、同等の副作用が出る場合があります。時間が経っても前述した副作用が治まらない場合や体に異常を感じる場合は、早急にかかりつけの医師にご相談ください。
個人輸入の危険性について
バイアグラジェネリックをインターネットの通販や個人輸入などで安易に購入するのは大変危険です。個人輸入で出回っているバイアグラジェネリックの半数以上は偽造品といわれています。偽造品のバイアグラジェネリックは本来の有効成分(シルデナフィル)が含まれてなかったり、重篤な健康被害を及ぼすような不純物が混入している危険性があります。バイアグラジェネリックの処方を希望される場合は専門のクリニックで医師の診断を受けてからにしましょう。