薄毛とは
薄毛は多くの種類があり、男性ではAGAが薄毛の原因として知られ、女性ではびまん性脱毛が薄毛の原因として知られています。男性の薄毛の原因であるAGA（男性型脱毛症）は男性ホルモンDHTが原因物質として知られ、他に遺伝や血流不足が原因として知られています。女性の薄毛の原因であるびまん性脱毛は血流不足が主な原因です。その他には円形脱毛症、産後脱毛症、ひこう性脱毛、抜毛症（トリコチロマニア）等が知られています。また間違った頭皮ケアで機械的な脱毛を起こしている方もいらっしゃいます。では、薄毛はどのような状態のことを薄毛というのでしょうか？薄毛とは「毛髪の量が減って地肌が見えてしまう状態」のことを指します。男性の薄毛の原因であるAGAは程度の差はありますが、すでに薬で治る時代になりました。
AGA・薄毛は不利益がある？
髪の毛は頭部の衝撃をやわらげる働きをしています。頭部を外部の衝撃から保護し、また紫外線や暑さ、寒さから頭部を守る働きをしています。また体の中に蓄積された重金属（水銀、ヒ素など）のような有害物質を外に排出する働きや感覚器としての機能も知られています。そのためAGAが進行してしまうと頭部をぶつけてすぐけがをしたり、暑さ、寒さに弱くなったりしてしまいます。また整容的にもやはり髪の毛があったほうが相手から好印象をもたれやすいのは確かです。AGA罹患者は女性にあまり人気がないことが一般的に知られております。AGAが進行してしまうと婚期を逃してしまうこともあるかもしれませんし、ビジネスで相手に良い印象を与えにくく不利に働くかもしれません。若い方うちからAGAに対する対策や治療を行っておいた方とそうでない方で将来、年齢を重ねていくうちに仕事とプライベートの両方の人生の質が全く違うものになるかもしれません。
薄毛・AGAの方はどれぐらいいる？
AGAの人は全国で1260万人いると言われております。日本人男性の1/4程度がAGAに罹患しています。そのうちAGAを気にしている人は2/3の800万人と言われています。1260万人のうち頭皮ケアなど対策を行った方は650万人とほぼ半数です。髪の毛は約10万本あり、髪の毛は正常な状態でも50～100本が毎日自然に抜け落ちます。1日に150本以上抜け毛がある場合は病的な脱毛の可能性がありますからお医者さんに相談してください。AGAの家族歴があることやゆっくり薄毛が進行している場合はAGAを強く疑います。この場合はAGA専門の病院・クリニックを受診して治療をうけましょう。AGA治療は自由診療になります。急激に脱毛した場合（数日等の単位で）はAGAではなく違う脱毛症の可能性が高そうです。保険適応となりますので近所の皮膚科クリニックで診療をうけましょう。AGAは進行性です。ゆっくりと進行します。なにもせずにほうっておくと髪の毛の数は減り続け、徐々に薄くなっていきます。進行すると治療に時間がかかり、かつ治りが悪くなります。そのためAGAは早めのケアが大切です。
AGAは薬で治る時代です。
以前のAGA治療薬で効果が高い薬剤はロゲイン（ミノキシジル）の外用剤しかありませんでした。2005年のプロペシア（フィナステリド）の登場以降AGA治療は進化を遂げ、プロペシアとロゲイン、また2015年12月発売予定の「ザガーロ」（アボルブ・デュタステリド・アボダート）等の服用・外用などで98％以上の方に発毛の効果を認めることができるようになりました。
ロゲインは血流を改善させ、ザガーロ、プロペシアはAGAの原因物質である男性ホルモンDHTを抑制します。またプロペシアのジェネリック医薬品フィナステリド「ファイザー」も発売され、今までよりも安価で治療がおこなえるようになってきました。薄毛・AGAは内服・外用薬で発毛効果が期待できる時代ですが、進行してしまうと思ったほどの効果が見られない場合もございます。早めの頭皮ケアをしていきましょう。
薄毛の悩みは病院で相談を！
通販や個人輸入など海外製品を使い個人で治療することはできますが薄毛の悩みは病院で相談することをお勧め致します。
病院できちんと薄毛の診断をすること、きちんとした治療を行うことが安心・安全ですし、何かのトラブルの時は医師が対応致しますので個人輸入での治療で副作用が出た時は一人で大丈夫かと過度に心配したりする必要もありません。
- ・個人ではまずきちんとした診断ができません。
薄毛で悩んでいる方は病院で相談しましょう。医師が問診や視診、頭皮の状態を確認し薄毛の原因が本当にAGAなのか、別の脱毛なのか判断いたします。
- ・個人では効果的な治療を行えない場合があります。
またAGAであったとしたらどのような治療を行うか方針を決めないといけません。フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルなど、どの薬がより効果的か判断する必要があります。どの部位にはどの薬が効果的か、併用した方がいいのか、単剤のままでいいのか、一般の方には判断が難しいので医師と相談して治療方針を決めると治療がより効果的な治療がおこなえるでしょう。
個人の判断では的外れな治療をしてしまう可能性があり効果的ではありません。
- ・個人では効果判定ができません。
効果判定も必要です。皆様はAGA治療で生えてきた頭皮の状態を見たことは殆どないと思いますので発毛の効果判定は難しいと思いますが、AGA治療専門のユナイテッドクリニックの医師は毎月数百人のAGA治療中の患者さまの頭の状態を見ています。ユナイテッドクリニックの医師は知識と経験があるためきちんとした効果判定を行うことができます。また、思ったような効果が得られない場合、医師の管理のもとであれば医師がより効果的な治療や次の手段を科学的に検討致します。
- ・個人では副作用が出たときの対応ができません
副作用が出た時の対応も医師の診察なしでは方針が立てられないことと思います。浮腫んだり、体重が増えたり、血圧が低下したり、性欲が減退しEDとなったりする場合、一人で悩んだりするのは精神的にも影響が大きいと思います。そんな時に医師に相談できれば副作用の悩みも方針が立てられ、安心して治療が行えます。せっかく薄毛・AGA治療をおこなっても効果的でない、効果判定ができず効果があるかわからない、副作用が出てしまってもだれにも相談できないでは困ります。ユナイテッドクリニックでは経験のある医師の管理のもと、皆様と医師が話し合い治療方針を決定し、効果的に発毛治療を行うことをお勧め致します。また、育毛をしっかり行い方には市販のものよりも含有量が多く、長く効果を発揮する髪の毛の原料である亜鉛やビオチン等のビタミンB群、皮膚の代謝に関係するビタミンCなどの摂取をお勧めしています。ユナイテッドクリニックでは亜鉛、ビタミンＢ、ビタミンCのお取り扱いをしております。また、リジンはミノキシジルやフィナステリド等の薬剤の効果を増強することが知られているので治療中の方が服用することをお勧めしたします。
プロペシアの個人輸入・通販について（プロペシアは病院で）
AGA治療薬を受け取るには医師の処方箋で薬局から受け取るか院内処方で薬を受け取るかどちらかとなります。国内ではAGA治療薬の通販は禁止されており国内のクリニック・病院が診察なしに郵送することも違法です。海外製AGA薬の個人輸入・通販に関しては認められております。但し、錠数の制限や本数の制限などがあること、流通の際に偽造品が混入してくることが問題となります。インターネットでの個人輸入の際にはかなりの偽造品が混入するといわれています。きちんとした流通で海外薬剤を購入すればいいのですが個人ではきちんとした流通路をもつ輸入代行業者の選別は難しく非常に精巧にできているので見た目での判別は非常に難しいうえに内服・外用することで深刻な健康被害を引き起こすことがあるため危険です。特に薄毛・AGA治療薬のプロペシアなどフィナステリド製剤に関しては厚生労働省から「安易な個人輸入は行わず、必ず医療機関を受診し医師の処方により正しく服用してください。」と注意喚起が出ている薬剤です。医療機関は医療機関用の薬剤の流通ルートがあり、一般の方とは違うルートでロゲイン等の海外医薬品を取り扱っております。
