薄毛・AGA治療(男性型脱毛症)専門クリニックのユナイテッドクリニックではAGA治療薬であるプロペシア(フィナステリド)、フィナステリドジェネリック、ザガーロやアボルブ(デュタステリド、デュタテライド)、ミノキシジル、ミノキシジルタブレット(ミノタブ)、アロビックス、5%ミノキシジルローション、ケトコナゾールシャンプー(ミコナゾールシャンプー)、AGA ドクターズカクテルなどのAGA治療薬の処方を行っております。
今回は「カロヤン」です。カロヤンの中ではカロヤンガッシュがOTCの外用剤として最も知られていますが、2015年夏にカロヤンプログレが販売されました。カロヤンプログレはガッシュ・アポジカと違い、ローションとスカルプシャンプー・コンディショナーで乾燥肌用とOILY用の2種類があり、詰め替えパックもあるようです。キンキキッズ(Kinki Kids)のテレビCMでご存知の方も多いと思います。口コミでもカロヤンの効果について評価が高いようですね。
カロヤンとは
商品名) NFカロヤンガッシュ、カロヤンアポジカ∑プラス、カロヤンS、カロヤン21、カロヤンアポジカG
発売元) 第一三共ヘルスケア
製造販売元) 第一三共ヘルスケア
効能・効果) 下記疾患における脱毛防止、発毛促進。
AGA(男性型脱毛症)円形脱毛症、びまん性脱毛症、病後、産後の脱毛症など。
カロヤンシリーズは頭皮に直接塗布する外用剤です。日本で唯一処方箋医薬品として認められているAGA治療薬で第一三共株式会社のフロジン外用液5%のOTC医薬品です。フロジンの製造販売元である第一三共製薬の系列である第一三共ヘルスケアが製造・販売しています。
塩化カルプロニウムは日本皮膚科学会が推奨するAGA(エージーエー)・うす毛・育毛治療のガイドラインで推奨されている薬剤で推奨度C1の薬剤になります。日本皮膚科学会の男性型脱毛症診療ガイドライン(2010 年版)では男性で軽症の方には「C1の育毛剤、または5%ミノキシジルand/orフィナステリド1年間使用し、それでも発毛がない場合は植毛術and/orかつら」としています。
医療機関では5%塩化カルプロニウムのアロビックス(フロジン液)として処方しています。1日2回頭皮に塗布します。当院では1本1200円で処方していますので用量も多い分効果も高く、かつ安い価格で処方(購入)することができます。
カロヤンの成分
カロヤンの成分はフロジン同様塩化カルプロニウムでOTC医薬品ですので濃度が低くなっており「カロヤンガッシュ」「カロヤンプログレ」が塩化カルプロニウム2%、「カロヤンアポジカ∑プラス」、「カロヤンS」、「カロヤン21」、「カロヤンアポジカG」が塩化カルプロニウム1%を配合しています。
ローションタイプが基本ですが「カロヤンアポジカG」がジェルタイプになっています。スプレータイプの「カロヤンジェット」、シャンプー、コンディショナーの「カロヤン薬用シャンプー」、「カロヤン薬用トリートメント」「カロヤンプログレ薬用スカルプシャンプー」には塩化カルプロニウムは含有されておりません。
「カロヤンガッシュ」は第3類医薬品、「カロヤンアポジカ∑プラス」、「カロヤンS」、「カロヤン21」、「カロヤンアポジカG」が第2類医薬品となっています。それぞれの効能・効果に差があります。「カロヤンジェット」「カロヤン薬用シャンプー」「カロヤン薬用トリートメント」」「カロヤンプログレ薬用スカルプシャンプー」は塩化カルプロニウムが含まれていないため医薬部外品の扱いです。
第一三共ヘルスケアは「カロヤンガッシュ」は発毛効果を、「カロヤンアポジカ∑プラス」、「カロヤンS」、「カロヤン21」、「カロヤンアポジカG」は脱毛予防効果を謳っています。