ユナイテッドクリニックではホルモン充填剤としてDHEAを処方しております。このDHEAは体内に入ると男性ホルモンであるテストステロンに変換されます。男性ホルモンは20代後半をピークに徐々に低下していき50代ではピーク時の半分程度のに落ち込みます。テストステロンは若さを保つ為に必要なホルモンなので、老化=テストステロンの低下と同意義と捉えも問題ありません。今回はこのテストステロンについての考察です。
テストステロンが多い人の特徴
代表はドナルド・トランプ氏!?
男性ホルモンの多い人の特徴として自己顕示欲が強い事が挙げられます。また、性欲旺盛点も挙げられます。アメリカ大統領夫人メラニアさんとの年齢差は20以上離れています。ある意味、自己顕示欲の象徴と言えます。この自己顕示欲の強さは科学的な根拠があり、臨床実験によって立証されています。
自己顕示欲求の臨床試験
実験方法は男性約240人を2つのグループに分けて、一方はDHEAをもう一方はただの錠剤を服用させて、ブランド品を提示させてどちらのグループが強く興味を示すかを検証しました。結果的にはDHEAを飲んだグループの方が、ブランド品や高級感のある物を好む傾向が出ました。お金持ちの象徴である高級車ランボルギーニの所有者が98%は男性であるという統計があります。強い男の自己顕示と言えます。
テストステロンは決断力を増やす
外見的にも内面的にも男らしい
テストステロンは決断力を向上させることが分かっています。特に商談事で大きな決断を迫られることが多い商社マンには朗報と言えるでしょう。どんどんと前向きになれて、冒険心が強く物事に意欲的になれます。テストステロンは筋肉形成を増進させるうえに、筋トレなどでも増やすことが出来ます。刺激が加わることでも増えるので、若いベンチャー社長がやせマッチョが多いのはテストステロンが多く、筋肉質なことに関係しているのかもしれません。
ちょっとしたマイナス面も
テストステロンが多い人は衝動的な判断をする傾向があり、テストステロンを投与した場合、引っ掛け問題の誤答率が上昇したことが分かっています。咄嗟の判断が早い分、早とちりが多くなるようです。メルボルンの大学でテストステロンの値が高い人物に権力を与えて観察をするという実験を行ったところ、特権的行動を取るケースが多い見られ搾取行動が目立ったようです。逆にテストステロンの値が低い人の場合はそういった行動は少ない傾向にありました。メルボルンの大学の研究チームは「テストステロンの高い人物は、権力志向が高いが、統率力は低く」としています。
テストステロンが低いと・・・
LOH症候群
LOH症候群と聞いてもいまいちピンと来ないと思いますが、更年期障害と聞くと如何でしょうか?更年期障害は女性特有の疾患では無く、男性でも加齢による男性ホルモンの低下によって更年期障害が発生することが分かっています。症状は発汗、のぼせ、動悸の様な心血管系、肩こり、腰痛などの運動器官系、頭痛、耳鳴り、不眠、うつなどの精神神経系など多岐にわたります。
女性であれば50代前後の閉経後に女性ホルモンの供給が止まる事によるホルモンバランスの乱れで起こりますが、男性の場合、男性ホルモンの減少は緩やかなこともあり近年までその症状は単に「怠け病」や「原因不明の奇病」などと片付けられていました。
EDやAGAが進行
男性ホルモンであるテストステロンは男性の睾丸で分泌されます。テストステロンは精子を増やす効果があり、これが減少するとED(勃起不全)を引き起こします。また、髪の毛を増やす効果もあるので、フサフサとした髪の毛を保ち、AGA(男性型脱毛症)を予防するためにはテストステロンが必要です。